従業員50名以下の中小企業のための人事施策ヒント

第三章【育成風土の醸成】
黒字人材を狙い撃ちしてやめさせないという好循環を作るためには、まず人材を採用するという入り口の段階から仕組み化を実施する必要があります。そして入社した人材を放置することなくしっかりと黒字人材化する人材育成の制度を構成します。その仕組みや制度を従業員が正しく運用し続けることで、ゆっくりとでも着実に人材を育成するマインドが風土化して行くということになります。
第二章【人材育成の制度化】
自立型人材を育てることはそもそも会社の成長、成熟に繋がることを認識する必要があります。人材の成長は会社の資源に良い影響をもらたします。会社の資源とは一般的に「ヒト、モノ、カネ、情報」と言われます。つまり人材の成長は他の従業員の成長にも影響し、商品やサービスなどクオリティアップにも関わり、売上アップや経費削減にも繋がり、社内外の会社の評判を良くします。 人事評価制度を自社に導入しようと思った時、サービス会社に制度の設計構築を丸投げして作ったという経営者も多いのではないでしょうか。この場合、丸投げ方のサービスを選んだというよりも、丸投げ方のタイプしか知らなかったといった方が当てはまる方は多いかもしれません。ではなぜ、丸投げ方の人事評価制度ではうまくいかないのか、理由をご説明しましょう。

第一章【採用の仕組化を図る】
このブログでは具体的に自社の採用の仕組みをどのように構築して行くか考えていきましょう。何事も策を打つ前に必要なことは現状をしっかりと把握し少し先の未来を描いてその差異を明確にし理想に向かって行動計画を立てる事です。 では自社で採用を行う上で現状把握し少し先の未来を描くとはどういうことなのでしょうか。貴社には「組織図」がありますか?もしなければ、今すぐ作成することをお勧めします。ここで言う組織図とは大手企業のように部署名だけが書かれているものは少しイメージが違います。 中小企業のように全社の従業員数が少ない場合組織を構成するメンバーひとりひとりの名前も記載しておくことをお勧めします。名前の横に年齢と勤続年数を記載すると組織の現状が一層わかりやすくなります。 例えば、営業部門は若手が多いが、開発部門は高齢化が進んでいるなど組織全体の傾向が見えることでの組織運営に役立ちます。
中小企業の人事施策への問題提起
従業員50名以下の中小企業の人事施策ヒント ~超黒字人材を狙い撃ちして辞めさせない方法~  CHA0:なぜウチの社員は会議で何も発言しないのか? CHA1:小企業の人事施策は育成マインドが基本 CHA2:そもそもなぜ出来る社員から会社を辞めてしまうのか CHA3:中小企業の好循環モデル(採用の仕組化→人材育成の制度化→育成風土の醸成)